野生児のアウトドア

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「早池峰山」の由来 〜山も恋する!?禁断の三角関係〜

早池峰山

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僕も過去に1度だけ登った事がある岩手県の名峰です。

 

標高は1917m。

北上山地の最高峰で日本百名山新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、一等三角点百名山に選定されています。

様々な部門を獲得してしまうという素晴らしい山です。

 

僕のイメージとしては花の山というイメージが強く、約200種の高山植物が生息し、しかも内5つが固有種という季節を楽しむにも素晴らしい場所です。

 

また、いつもタイミングが合わずに行けていないのですが、毎年6月の第2日曜日が山開きで、毎年県内外から約1,000人ほどの登山客でにぎわいます。

 

その理由は山頂にある早池峰神社の奥宮で、麓の岳集落で伝承される刀を手に勇壮に踊る早池峰神楽権現舞が奉納されるのですが、その舞を見に登山客が集まるのです。

 

百名山って本当に山岳信仰の山が多いですよね。

 

これは日本特有のもので自然から恵みを頂いて生かして頂いているという現れだと思います。

素晴らしい精神だと思います!

 早池峰山の神話

由来を調べてみると面白い神話が出て来たのでご紹介したいと思います。

 

遠野物語その1

遠野を囲む山々に六角牛山と石上山そして最もすばらしい山とされていたのが早池峰でした。

大昔、女神が3人の娘を連れて伊豆権現(現 遠野市上郷町来内の伊豆神社)に宿泊し、いい夢を見た娘にいい山を与えるとしました。

夜中に三女が目覚め、姉の胸に天より美しい降りた霊華をこっそり奪い、最も美しい早池峰を得たという物語。

 

遠野物語その2

早池峰山の女神が、力を授けてくれるように祈願した力士に対して、大力を授ける物語。

 

・岩手三山伝承

太古、岩手山は雄神で、姫上山(1125m)を本妻とし、南の早池峰を妾としていた。

しかるところ姫神は、嫉妬が激しすぎるというので、岩手山は夫婦の縁を切ってしまう。

姫神はこれを恨み、麻をつむいだ丸緒(へそ)を、岩手山の裾野に投げつけた。

これが数多くの塚になり、やがて丸緒森になった。

また、姫神をポン出す(追い出す)とき、岩手山はオクリセンという従者をつけ、ずっと遠くへ送るよう申しつけたが、姫神はすぐ近くの真向かいに座してしまった。

岩手山はこれを見て大いに怒り、命に背いたオクリセンの首を切った。

この首は、岩手山の右裾に見える大きな瘤になった。こうしたことから、姫神山に登る人はその年は岩手山に登ってはならず、岩手山に登る人は、姫神山に登ってはならいという。もしもこの禁を破ると、必ずその者に災厄があるのだそうだ。

山の三角関係の物語ですが壮絶ですね。。。

 早池峰山の由来

早池峰山は、日本でも地形の生い立ちが最も古い山の一つとも言われていますので由来が気になる所です。

 

アイヌ語

調べてみるとアイヌ語からとったのではないか?という説がありました。

 パ・ヤ・チネカ. パは東、ヤは陸、チネカは脚(あし)という意味が由来という説。

 

現象説

三名の由来山頂に開慶水と言う霊池がありお経を上げて祈願するとたちまち水が湧くので早池の泉と呼ばれたと言う伝説に由来する説。

 まとめ

日本各地やはり不思議とアイヌ語を由来とする説が多く有りますね。

ここまでくると日本語自体がアイヌ語に由来するのではと勘ぐってしまう程です。

ただ、アイヌ語と東・陸・脚を意味する所から早・池・峰の漢字が割り当てられた流れが感覚的にしっくりこない様な。。。

 

僕的には現象説が有力なのですが、日本でも最も古いと言われている山なのに、「お経を上げて祈願する」という文面を読むとどうも新しさを感じてしまいそれまでは山自体に呼び名は無かったのかなと勘ぐってしまいます。

 

その思いがひっかかり少し調べ直してみるとその昔は早池峰山ではなく「東根岳」と呼ばれていた事が分かりました。

これは、、、アイヌ語の東・陸・脚を意味に合致しますね!

 

という事はアイヌ語の由来は「東根岳」の事で パ・ヤ・チネカという発音と」池に水が湧く現象が合わさり早池峰山となったのではないかと勝手に推測しております。

後期に解明されたのであれば僕が感じた「新しさ」の違和感も解消されますしね。

 

やはり歴史を紐解いていくのは面白いですね!

 

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