「鳥海山」。
跨がる標高2,236mの活火山で出羽富士(でわふじ)とも、秋田県では秋田富士(あきたふじ)とも呼ばれています。
僕も過去に一度だけ登った事が有るのですが海からの風も吹き荒れるなかなかタフな山です。
しかしながらこの「鳥海山」とい名前、カッコいいですよね?
個人的には漢字の並びが好みです。
そんな鳥海山の由来、気になりませんか?
という事で下記にまとめてみました。
鳥海山の由来とは?
現在は鳥海山という名称ですが、大昔は大物忌山、飽海山、日山、葉山と言ったようで確認出来る中で「鳥海山」と呼ばれたものを探るとどうやら鎌倉時代のようです。
吹浦の古記によれば、はるか昔神霊が双卵を翼に抱いた大鳥となって飛び来たり、人となってこの地の人々の祖を産み、卵は大物忌神と月山神となり、また鳥に変じて鳥ノ海に沈んだという一説があります。
やはり山岳信仰の山だけ有って物語も壮大ですね。
なるほど!それで鳥海山か!と思っていると、、、、、
やはり富士山(富士山の由来は以前のブログより)と同じく諸説有るようです。
アイヌ語説
アイヌ語の太陽を意味する「チョッカイ」説、または「我々の山」という意味の「チ・オカイ」から由来する説。
東北ならまだしも結構全国各地にアイヌ語から由来になっている「説」が多々有るのですが、本来は北海道の地域に密集すると思うのですが不思議ですよね。
もともと南から移動した民族なのかな?なんて思ってしまいます。
人名説
平安時代の豪族であった安倍氏の全盛時代である安倍宗任(むねとう)の所領がこの方面にあったことが由来の説。
なぜかといえば安倍宗任を鳥海弥三郎宗任と称していたことです。
その訳は、宮城県亘理郡にある鳥海の浦が宗任の誕生地で、その生地にちなんで鳥海弥三郎と称したと言われています。
その地域に鳥海の地名が今に残っているのはその為と言われています。
形状説
山の山稜が左右に広がる様が鳥の羽に見えたことと海を見下ろすという事から命名された説。
まとめ
大きな山ほど幾度もの噴火を繰り返し今の形状をしているものが多く歴史的に見ても古典などを調べてようやく諸説が見えてくる程の壮大なものです。
また山岳信仰も相まって各地で歴史の他に伝説等も多く伝わっています。
こういった歴史を紐解いていくと本当に思い白いです。
今後も各地の山の由来をじっくり調べてまとめていきたいと思います!